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ミドリムシ
ユーグレナ  出雲社長の話がとても素敵でした

 熱くマッスグなものを感じました。。


大学1年生の18歳の夏に私が生まれて初めて行った海外は、世界一貧しい国といわれるバングラデシュでした。河川がすぐに氾濫するこの国では、お米以外の作物がほとんど育ちません。

日本では買われないような野菜をインドから輸入して富裕層が消費し、さらにその余り物が庶民に回ってきますが、それすら高くて買えないという人たちがたくさんいます。肉なんてもってのほかです。

そのせいで、子どもたちは免疫力が低くて病気がち。常に体調不良で勉強にも身が入らないので、一向に貧困を抜け出せないでいました。それまで、受験勉強という“解けば必ず正答のある問

い”にひたすら向き合ってきた私は、解決の糸口が見えないバングラデシュの食料事情に直面して、衝撃を受けたのです。

帰国後、 こうした状況をなんとかできないかと勉強するうちに、動物と植物のいわばハイブリッドな藻類≪ミドリムシ≫が、栄養問題を一気に解決しうる存在だと20歳のときに知りました。

それから、ミドリムシを大量に安定的に培養・供給する技術の研究を続け、東大発のベンチャー企業として2005年に創業したのが株式会社ユーグレナです。


今からおよそ5億4200万年前から5億3000万年前の間に起きたカンブリア爆発は、短期間に生物が急速に進化して多様性を獲得した現象です。その原因は大気中の酸素濃度の上昇だと言われて

おり、その大量の酸素を作り出した立役者がミドリムシなどの藻類だと考えられています。そんな素晴らしい生物であるミドリムシが、これまであまりにも見過ごされてきたのではないか。この10年の

ユーグレナ社の取り組みは、「ミドリムシって本当はもっとできる子なんだよ」というのを、皆さまに知ってもらうための10年だったと言えるかもしれません。事実、ミドリムシは新しいバイオ素材として、

食品や機能性食品、飼料はもちろん、繊維、さらにはバイオ燃料に利用する実用段階に入っています。皆さまがどこでどう出会うかも分からないくらい、広い用途と可能性を持っているのです。おか

げさまで、2014年12月には東証一部上場を果たし、2015年1月には第1回日本ベンチャー大賞の最高賞である内閣総理大臣賞をいただきました。しかし、これからの当社はより一層謙虚に、皆さま

の生活にミドリムシを浸透させていきたいと思います。知らず知らずのうちに、ミドリムシのジュースを飲み、ミドリムシのサプリや薬を服用し、ミドリムシの飼料で育った魚や肉を食べ、ミドリムシ由来

の繊維でできた服を着て、ミドリムシから抽出したバイオ燃料で飛ぶ飛行機に乗っている…。2020年から徐々に、日本国内でそんな生活をリアライズ(実現)させます。そして、2050年までには、世界

の国々にそれをエキスパンド(拡散)させ、地球上から栄養失調をなくすことが目標です。      みんなで手を取り合いたい

20世紀までは、産業と自然とは両立し得ないものでした。ものを作れば、ゴミや廃棄物が生まれるのが当たり前。

しかしそれでは、地球環境は悪くなる一方です。石油や鉱物資源もいつか必ず底を尽きます。

だから、私たち株式会社ユーグレナが目指しているのは、≪サスティナブル(持続可能)な循環型社会≫です。

21世紀は、産業が発展すればするほど、ものを生産すればするほど、自然環境にも良い影響を与えるようになる、そんな社会を作らなければいけません。

「そんなうまい話はないよ」「まだ時期尚早だよ」という声は、たくさんあります。現在、権益を得ている生産手段や産業構造を変えたくない人。

自分たちが生きているうちに石油が枯渇しなければそれでいいと思っている人。彼らとは、これから衝突することもあるかもしれません。

しかし、私たちがやろうとしているのは、100年先を見据えた事業です。作るときにCO2や廃棄物が出て地球を汚すようなものは、どんなにいいものであっても一個も売れなくなる、

そんな時代が必ずやってきます。46億年の地球の歴史の中で、自然環境を代償とするようなやり方が優位だったのは、産業革命からせいぜい2050年までの、

たかだか300年足らずのわずかな期間なのです。

もちろん、こうした21世紀型の循環型社会を実現するには、フィロソフィー(思想)を共有して共に取り組んでくれる仲間や協力者が不可欠です。

「n=1」では、ただの異常値で終わってしまう。第二、第三のユーグレナ社が後に続く必要があります。

私たちがやろうとしているのはまったく新しいことですから、受験勉強とは違い、参考書の最後の答えのページは白紙です。

今のやり方を変えるには度胸と勇気が必要ですし、「本当にそんな社会になるのか?」と不安な人もいるでしょう。

私たちは、壮大な肝試しをしているのかもしれません。しかし、これは決して丁半博打ではないのです。

始めるのが早いか遅いかの違いだけで、社会のマジョリティはゆくゆく必ず持続可能なスタイルが主流になります。

今はまだ、「もしも循環型社会が来たときに取り残されないように、保険としてユーグレナ社に協力しておこう」という気持ちでも構いません。私たちの役割は、そんな人たちに「絶対大丈夫ですから、

安心してついてきてください」と道を示し続けることです。さあ、私たちと一緒に、産業と自然が共生できる、新しい社会を作り出していきましょう。



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| 店長日記 | comments (0) | trackback (0) | 2018,01,15, Monday08:45 PM | author : anjom |



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